能登製塩の塩づくりから生まれる「にがり」これをどのように販売しようかと・・・。
能登製塩の非直火低温製法で作られる奥能登海水塩。その過程でできる「にがり」。従来この「にがり」は豆腐屋さんから発注をいただき納めていました。
「にがり」は2000年から2005年にかけてにがりダイエットがブームになって「にがり」がもてはやされたそうです。
能登製塩のにがりは海水から塩を作るときにできる副産物で簡単にいうと、海水を濃縮してそこから塩(塩化ナトリウムの結晶)を取り出した後の液体を、さらに濃縮したものになります。苦味が強いため漢字では「苦汁」と表現されます。海水はミネラルが豊富です、海水から塩分を取り除いたミネラルが多く、ミネラルのサプリメント液みたいなものです。
ミネラルとは、マグネシウム、カリウム、カルシウム、亜鉛、ヨウ素、マンガン、銅等、多様なミネラルが含まれています。
2000年から2005年ににがりがダイエットに効果あると有名になったのはマグネシウムが含まれるからだといわれています。にがりはダイエットに効果あるのではなく、マグネシウムは下剤と同じであったから便秘が解消されたり、排便が促進されたからだと思われます。
そのブームを止めたのはにがりの過剰摂取によって心肺停止が起こるということが発生したためです。
にがりに含まれるマグネシウムには筋肉を弛緩させて血圧を下げる作用があることが過剰摂取によって起こった悲劇のようです。
なんでもそうですが過剰に摂ることはまったくもって有害です。アルコール然り、健康にいいという運動ですら過剰な運動は体を痛めさせます。物事には「ほどほど」「いい加減」ということがあることを知らなければなりません。
2004年7月に独立行政法人国立健康・栄養研究所が誤解されている健康情報の事例として、「にがりと痩身効果の関連性については、確実な根拠はない。過剰摂取に十分に注意する必要がある」と発表しております。
「にがり」のうんちくはこのあたりにしていきますが、能登製塩の「にがり」、天然にがりですがどんな効能があるのか身をもって体験してみたいと思っています。
毎日、コップ1杯ににがり2滴入れて飲んでみます~
また、その結果はこのブログで発表します。