能登半島地震発生
2024年1月1日 16時10分 能登半島地震が発生しました。
大きな被害が能登半島に出たのはご存じの通りです。
珠洲工場は珠洲市片岩町という場所にありますが、この町は画像のように一時期孤立してしまいます。
海岸隆起
元旦に工場に居た工場長は津波が来ると思い高台へ逃げたそうです。しかし、いつまでたっても波が来る様子がなく、逆に海は遠くになったような気がすると高台から見ていたそうです。
しばらくしてから高台から降りてみるとなんと!海岸が遠くになっていることに気がついたといいます!

地震発生前は工場の裏はすぐに海岸線でしたが105mという距離が隆起してしまいました。
実際に海岸際まで行って振り返ってみるとこんな感じです。

画像のような大きな石がごろごろとあり、普通に歩けるものではありません。
地震から1年3~4ケ月後に珠洲工場に行った時の近くの土砂崩れの状況は生々しく残っていました。
復旧にむけて
2025年2月になってようやく水道が復旧しました。
電気も通電し、ようやく本格的な復旧に向けて前へ進み始めることができました。
2025年2月に工場から海水を汲み上げるために途中に海水をためる容器を設置しました。
さらに工場まで、海水を吸い上げるためポンプで引き入れます。
海際の様子です、天気が良い凪の状態です。
悪天候だとここまで来るのは恐怖すら感じる荒波に変わります。
社屋は外壁、内装が破損しておりましたが、修繕が進みました。
地震発生から1年7カ月ぶりにようやく塩の生産を開始できるようになりました。
まだ課題はありますが、前進できたことに感謝です。