能登製塩の塩づくりの根底には、
「一度でも直火を入れると、海水は
“海そのもの”ではなくなってしまう」
という考え方があります。

多種多様なミネラルを含み、
生命を包み込む大いなる海。
その豊かさをそのまま塩として取り出し、
食卓まで届けたい。

そのために、
わたしたちは工程の中で一度も直火を入れず、
低温で丹念に塩を結晶化するという
手間暇のかかる方法を用いています。

海の豊かさ、そのままに。
まろやかな甘みと、深い旨み。

海の豊かさ、そのままに。まろやかな甘みと、深い旨み。

こだわりの製塩方法

「炊かずに待つ」こと四昼夜
海の滋養をそのまま届ける 非直火式低温製法

海岸から汲み上げた海水(原水)を、二層式の平釜に入れ、50度前後の温度で管理しながらゆっくりと濃縮を進めていきます。すべての工程を職人が見守り、途中で不純物を取り除くことで、純度が高くミネラル豊富な塩が完成します。

1日目

海水を製塩槽(平釜)に入れます。釜は二重構造になっており、外側の水を電気によって50度前後で温めていくことによって、間接的に内側の海水を温めていきます。

4日目

原水の約10分の1の量にまで濃縮が進んだら、仕上げ槽に移し替えます。

5日目

塩よりも先に硫酸カルシウム等の不純物が沈殿します。そのタイミングを逃さず、職人の手で丁寧に取り除きます。

※不純物とは当社独自の基準による表記です。硫酸カルシウムは自然由来の成分ですが、溶けにくい性質からなめらかな口溶けを損なうため当社品質基準では除去対象としております。

刻々と変化する海水の状態を見極め、
重要なタイミングには必ず立ち会えるよう、職人は工房に寝泊まりしながら塩の変化に即応しています。

6日目

いよいよ塩を揚げていきます。水面にハスの花のようにパッと咲き、ひらりひらりと釜底に堆積する塩化ナトリウムの結晶。それを丁寧に集め、乾燥させます。3トンの原水に対し、約80kgの塩ができます。

こうしてできた塩は、海水の自然なミネラルバランスを保つ、 独自のまろやかな風味を持ちます

直火を一度もあてることなく、低温でじっくりと結晶化された塩は、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルを海水に近いバランスで含み持ちます。味の特徴はまろやかな甘みと旨味。その唯一無二の味わいに根強いファンやリピーターが多く、贈り物にも重宝されています。

MESSAGE
中途半端なものをつくりたくないから、週に2、3回は工房に泊まっています。見てるんです。海水の状態を。

塩づくり職人
馬鉢宏一

私は珠洲市の蛸島で生まれ育ちました。漁師町だったことから最初は漁業関係の会社に入り、その後、創業したばかりの能登製塩へ。当時はまだ低温での塩のつくり方が確立されておらず、「こうすればできるはず」と言われた通りにつくっても、できたものを味見すると「違う、これは塩じゃない!」。それからは毎日条件を変えて試行錯誤です。徐々に、熱をかける時間や不純物の取り除き方などがわかってきて、ようやく塩がつくれるようになるまでに約一年。直火で炊けば早いのに、「どうしても低温で自然な結晶塩をつくりたいんだ」というのが創業社長のこだわりでした。私はいまだに週2、3日、工房に泊まり込んで塩の結晶化を見守っています。タイミングが命という、本当に世話の焼ける塩です。でも低温でつくる塩は、海そのものに近いからか、海に戻ろうとするかのように料理の中にさっと溶けます。ぜひ一度ご賞味いただき、能登の自然、珠洲の海、「塩」になるまでに流れた時間に思いを馳せていただければ幸いです。

VOICE

ご愛用者さまの声

焼肉 真心 店主

焼肉 真心 店主
金沢市

毎日の一皿を、ちゃんと美味しくするために選びました

焼肉 真心は、仕入れから仕込みまで特別な事をしているわけではなく、純粋に肉の味だけはきちんと伝えたいと思っています。常連のお客様が毎日食べても飽きないように真心込めて日々精進しています。良い肉ほど、本来はそのまま食べても美味しいです。
肉の種類にもよりますが、塩で食べてもらいたい。ミネラル豊富な能登塩は、肉の旨みをしっかり引き出してくれて焼いたときの香りや、噛んだ瞬間に広がる肉汁を邪魔せず、素直にまとめてくれる。
使い始めてから、常連さんに「今日は塩だけでいいな」「肉の味がよく分かる」と声をかけてもらうことが増えました。サラダや一品料理にも使い始めてみると味がしっかり引き締まって一味違ってお客様も美味しいと言ってくれるようになってきた。その一言は自分の励みや自信になっております。安心、安全、地産地消を大事にしたい気持ちがあったので、この選択は間違いないなかった。
派手さはありませんが、毎日食べても飽きない焼肉に合う塩。これからも、焼肉 真心の仕事に欠かせないものとして、使い続けていきたいと思っています

岡本 卓子さん

岡本 卓子さん
金沢市在住

おにぎりのイベントで能登製塩さんのお塩を知りました。おにぎりを食べた時「塩、うま!」。能登のお米はさることながら、塩でおにぎりが美味しいと思ったのは初めてでした。それから料理の味を決める下ごしらえはもちろん味付けでも能登製塩の塩を使っています。塩味と甘味を感じる塩に感動です。

炭火焼鳥 あら竹 店主

炭火焼鳥 あら竹 店主
金沢市

常連の高山さんが能登製塩に入社したという新聞記事を目にし、以前から抱いていた「能登の塩で焼き鳥を」という思いと重なる不思議なご縁を感じました。使い始めたこの塩は雑味がなく、素材の旨みを引き立てる味わいで、半熟うずらの卵やレバー串、比内地鶏のスープ茶漬けなど、塩が決め手となる一皿に欠かせない存在に。お客様からも「味が深まった」と好評をいただいています。「能登製塩さんの塩があるからこそ生まれる味」を伝えることが私なりの応援。ご家庭でもこの塩の美味しさを楽しんでいただけたら幸いです。

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